「ねえパパ、スーパー戦隊ってもうなくなるの?」ある日、7歳の長男がそんなことを聞いてきました。子どもとヒーローの関係って、改めて考えてみると深いものがありますよね。
スーパー戦隊シリーズとは
1975年から続く東映の特撮ヒーロー番組。「ゴレンジャー」から始まり、「シンケンジャー」「ゴーカイジャー」「キュウレンジャー」…と50年近くにわたって愛されてきたシリーズです。男の子なら一度はハマる、日本が誇るコンテンツのひとつですよね。
うちの長男もドハマりした
長男が戦隊にハマったのは4〜5歳のころ。毎週日曜の朝は必ずテレビの前に陣取り、変身ポーズをまねしながら大興奮で見ていました。変身ベルトやフィギュアも買い集めて、部屋がヒーローだらけに(笑)。そんな長男も今は7歳。少しずつ「戦隊はちょっと子どもっぽいかな」という意識が芽生えてきているようで、なんだか寂しい気持ちもあります。
子どもとヒーローの関係
ヒーローって、子どもにとって単なる「テレビのキャラクター」じゃないんですよね。「正義の味方になりたい」「強くなりたい」「友達を守りたい」という子どもの心の鏡だと思います。
消防士をしている私自身も、子どものころはヒーローに憧れていました。「困った人を助ける」という仕事に就けたのは、あの頃のヒーローたちが心のどこかに残っていたからかもしれません。子どもがヒーローに夢中になる時間は、将来の「なりたい自分」を育てている大切な時間だと感じています。
「卒業」していく子どもを見て思うこと
長男がスーパー戦隊から少しずつ離れていく様子を見ていると、複雑な気持ちになります。親としては「まだヒーローが好きでいてほしい」という気持ちと、「成長しているんだな」という嬉しさが混在します。
先日、押し入れの奥から昔の変身ベルトを見つけた長男。最初は「もう子どもっぽい」と言っていたのに、しばらくすると変身ポーズをやっていました(笑)。子どもはいくつになっても、ヒーローへの憧れを持っているんだと思います。
新世代ヒーローへの期待
スーパー戦隊が変化しつつある中、子どもたちのヒーロー像も多様化しています。
- YouTubeのヒーロー:好きなことを発信して人を楽しませるクリエイター
- スポーツのヒーロー:大谷翔平選手のような世界で活躍するアスリート
- 身近なヒーロー:消防士・警察官・医師など、地域を守る仕事をする人
どんな形であれ、子どもたちが「誰かのために頑張る人」を目標にしてくれることは変わらない。それがヒーローの本質だと思います。
消防士パパとして伝えたいこと
現役消防士として働く私が子どもたちに伝えたいのは、「ヒーローはテレビの中だけじゃない」ということです。
火事の現場で必死に消火活動をする消防士も、救急車で命をつなぐ救急隊員も、みんな誰かのヒーローです。特別なスーツも変身ベルトもないけれど、その姿は子どもたちの記憶に残ります。
長男も娘も、いつかパパの仕事を「かっこいい」と思ってくれる日が来ることを楽しみにしながら、今日も現場に向かっています。
まとめ
スーパー戦隊シリーズへの関心が変化しても、子どもたちがヒーローに夢中になる本質は変わらないと思います。「正義の味方になりたい」という気持ちを大切にしながら、子どもの成長を見守っていきたいですね。
あなたのお子さんは今、どんなヒーローが好きですか?ぜひコメントで教えてください!
ヒーローへの熱中が子どもにもたらすもの
長男がスーパー戦隊にどハマりしていた頃、正直「うるさいな」と思う瞬間もありました(笑)。でも消防士として働く中で「あの子どものころのヒーローへの熱中が、今の自分をつくっているかもしれない」と思う場面が増えてきました。
① 正義感・善悪の判断力が育つ
戦隊ヒーローは毎回「悪を倒して人々を守る」という明確なストーリーを見せてくれます。子どもはそこから「悪いことをしてはいけない」「困っている人を助ける」という価値観を自然と吸収しています。難しい言葉で説明しなくても、ヒーローの背中が子どもに正義を教えてくれるんです。消防士として「人の命を守る仕事」に誇りを持てるのも、子どものころにヒーローを見て育ったからだと思っています。
② あきらめない心・粘り強さが身につく
戦隊ものに共通するのが「一度やられても立ち上がる」展開です。どんなに強い敵が来ても最後には諦めずに戦うヒーローの姿は、「困難があっても諦めてはいけない」というメッセージを子どもの心に刻んでいきます。長男が習い事で壁にぶつかったとき「○○レッドもあきらめなかったじゃん」と声をかけると、意外とすっと立ち直ったりするんですよね。ヒーローは最高のロールモデルです。
③ 仲間・チームワークの大切さを学ぶ
スーパー戦隊の醍醐味は「5人(やそれ以上)が力を合わせて戦う」チームプレーにあります。一人では倒せない敵も、仲間と連携することで乗り越える。消防活動もまったく同じで、一人の活躍ではなくチームの連携が命を救います。子どものころにこの感覚を体感しておくことは、将来の人間関係にも活きてくる大切な経験だと思っています。
パパ世代のヒーローと今のヒーローの違い
長男と一緒にスーパー戦隊を見ていると、自分が子どものころに夢中になったヒーローと比べて「あ、ここが変わったな」「でもここは一緒だな」と感じることがたくさんあります。
パパ世代(90年代〜2000年代)のヒーロー】
- シンプルな勧善懲悪ストーリーが中心
- 5人のカラーが固定で「赤=リーダー」が絶対的な存在
- 必殺技・合体ロボが子どもたちの最大の見どころ
- 敵もわかりやすく「完全に悪」
- おもちゃは高くても「誕生日・クリスマスまで待つ」文化
【今の子どもが見るヒーロー】
- ストーリーが複雑で、敵にも事情や背景がある
- 女性戦士やリーダーの多様化が進んでいる
- SNSやYouTubeで情報があふれ、子どもがネタバレを先に知ることも
- おもちゃの種類と価格が格段にアップ(財布への打撃も格段にアップ)
- ゲームとのコラボや配信コンテンツとの連動が当たり前
表面的な部分は時代とともに変わっていますが、「強くなりたい」「悪に立ち向かいたい」「仲間と力を合わせたい」という子どもの気持ちはまったく変わっていません。パパ世代も今の子どもたちも、ヒーローに夢中になる理由は同じなんですよね。
先日、長男に「パパが子どもの頃はどのヒーローが好きだったの?」と聞かれました。「〇〇レッドかな」と答えると「えっ、そんな古いの知ってるの!?」と言われてしまいました(笑)。でもそこから「パパが好きだったヒーローの話」「今のヒーローとどこが違うか」という会話が生まれて、気づけば1時間近くヒーロー談義をしていました。世代を超えてヒーローが親子の話題をつないでくれる——これもヒーローが持つ大切な力のひとつだと思っています。


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